交通事故で仕事の持ち場を変えられてしまった際の慰謝料について

Q、交通事故の被害に遭い、後遺症によって仕事の持ち場を変えられてしまいました。

この場合の慰謝料はどの程度支払われるのでしょうか?

今現在僕が働いている会社では、以前メインとなる持ち場で働いていたのですが2年ほど前に交通事故に遭ってしまい、そこで怪我をしたことが原因で後遺症が残ってしまったことで、持ち場を変えられてしまいました。
メインとしての立場は多くの力を使い機敏な動きが必要になるのですが、僕は後遺症の一つに高次脳機能障害が認められているため、これまでと同じように働くことができず仕事に支障が出てしまうということでクビにはならなかったものの、持ち場を変えられてしまうことになりました。

持ち場が変えられたことによって給料にも大きな差が出ているため、家族にも迷惑をかけているのですが、加害者側の保険会社とはまだ示談を成立させていない状態です。
保険会社から提示されている慰謝料に納得することができず、後遺症による逸失利益についても1年間で計算されているため今後のことを考えると納得できる金額ではありません。
しかし事故から2年が経過するため、出来るだけ早く僕自身も以前は成立させてスッキリした気分になりたいと思っているのですが、これ以上交渉を続けても、慰謝料が変わることはないのでしょうか?

また、遺失利益についてもこれ以上高くなるようなことはありませんか?
今現在提示されている金額で納得するしか方法はないのでしょうか?

A、十分な交渉の余地があります。

まず、後遺症が残ってしまったことについては認定された等級に応じて慰謝料が支払われることになっています。
ここでの慰謝料は等級によって決まっているものですから変わりませんが、その他職場が変わってしまったということで、それまで続けていた仕事ができない以上は精神的に受けたダメージも非常に大きなものと考えられません。
そのためこのような部分では慰謝料の計算を改めて行うと言う方向で保険会社とは交渉を行うと良いでしょう。

さらに、逸失利益については1年間というのはあまりにも少なすぎるように思います。
後遺症が残ってしまい今後は以前のように働くことができるかどうかわからない中、1年間のみの逸失利益というのは明らかに保険会社が少ない計算で提示している可能性がありますので弁護士を頼ると良いでしょう。
今後長期間にわたり、以前と同じ職場では働けなくなったことについて十分な逸失利益が受け取れるように弁護士から保険会社に交渉してもらうと良いです。
また前述したように、持ち場が変わったことで精神的に受けたダメージについても弁護士による計算で今現在保険会社から提示されている金額よりも大きくなりますので、こういった部分でも納得のいく金額が支払われる可能性が高くなります。

今の状態ですと保険会社に押し切られてしまうことも考えられますが、弁護士を頼ることによって、保険会社も一方的に話を押し切ることができなくなりますから、慰謝料と逸失利益の計算を改めて行いましょう。
特に逸失利益というのは最長で67歳まで働いたときのことを想定し計算することができるので、今後も今の会社で働き続けていくことを想定した上で計算する必要があります。
そうなると、今提示されている金額とは比べ物にならないほど高い賠償金請求が行える可能性が高いので、早急に弁護士に相談してみた方が良いと言えます。”